早いものでもう春も終盤。
泡立つように咲き誇っていた桜の花も気が付けば散り、青々しい緑に包まれる目まぐるしい季節。
もうじき上着もいらなくなりますね(寒がりの私はまだヒートテックから手が離せませんが…)
はじめまして
デザイナーの鎗分 青空(やりわけ そら)です。
この春、ヴェネーションに新卒で入社しました。
今回は、社会人なりたてホヤホヤの私が、実際にデザイン事務所で働いてみた感想をまとめてみました。
ーそのいち
「落ち着くぞ!」
ヴェネーションの魅力のひとつ、大きな窓と日当たりのよさ。
この要素は私にとって最高の環境でした。
というのも学校ではクラスメイトの話し声、教室の閉鎖感が地味にストレスになり、作業に集中できないことが多々あったので、
入社前は「職場環境に気が散って仕事に集中できなかったらどうしよう」と不安に思っていました。
でも、大きな窓から差し込む日差し、ベランダから吹き込む爽やかな風、生き生きとした観葉植物のあるヴェネーションのオフィスでは、
作業に集中しやすく、時にリラックスすることもでき、非常に落ち着く環境だと感じています。
ときたま漂う挽きたて珈琲の香りもこれまた…
すてきな気持ちにさせてくれるものです。(弊社にはコーヒーマシンがあります)

植物に囲まれるトカゲのぴーちゃん。
ーそのに
「熱量がここちいい」
当たり前のことかもしれないけど、その当たり前がすごいと思ったことは、
「みんなデザインに対して圧倒的な熱量と妥協のない姿勢を持って挑んでいる」ということ。
クライアントの求める要件を満たすデザインが100点だとしたら、
さらにプラスアルファの提案をし、アイデアを盛り込み、デザインをする。
「120点でお返しするんだ。」「あっと驚かせたいんだ。」
そんな粋な気概を感じます。
小さなことにも真剣に、そして遊び心も忘れずに。
デザイナーそれぞれが持つ炎が静かに揺れ、光を放つこの空間が、ここちよく、美しいなと思う日々です。

とある日の打ち合わせ風景。笑い声も飛び交いつつ、熱い話し合いが交わされます。
ーそのさん
「デザインって抜け目ない。」
初めて携わらせていただいた案件が、名刺を製作するというものでした。
必要項目を記載し、デザインを進め、印刷したものを上司に見せると一言。
「これ、カーニングおかしいな。」
赤いマーカーでつけられていく印。
ほとんど真っ赤っかになる文字たち。
「ここは詰めて」「ここは下げて」「ここはあけて」
そんな指示が次々と降り注いできました。
私、全然カーニングできていない。
ちょっぴし落ち込みました。
0.01mmほどの空白に目を凝らして美しい形に整え、印刷した現物と見比べて修正を重ねていく職人のような作業。
お金をいただいて仕事をするとは、納得のいくまで、いや、それ以上に抜け目なくこだわり尽くすことだと学びました。

弊社では、名刺の表紙にスタッフの似顔絵を載せるのですが、自分の似顔絵に悪戦苦闘。 なんとかいただけたOKが嬉しい。
入社して2週間ほど。
まだまだわからないこと、慣れないことだらけですが、
学びたいことが山のように転がり積み上がっているこの空間にいると、エベレストを前にした登山家のような気持ちになります。
圧倒されるけど、それ以上にワクワクする。
いつか振り返った時に広がる景色を楽しみに、今はひたすらできる限りの力でデザインと向き合っていきたいと思います。
*
トップの画像は、昔撮影した実家近くの桜の木。
今年は雨が多かったこともあり、あまり桜の写真を撮ることができなかったのですが、
どんなに忙しい日々を送っても、立ち止まって桜を見上げ、すこし切ない空気を胸いっぱいに吸い込んで春を感じる幸せを
大切にしていきたいと思う今日この頃です。