最近、冷しゃぶの美味しさに沼りまくっている鎗分です。
毎日毎日…もういい加減にして!!
と言いたくなるくらい暑いですね。
みなさまお元気にお過ごしでしょうか。
夏バテにはなっていませんか。
今日は、
入社して初めて担当した「飲食店看板デザイン」のお仕事を振り返ってみようと思います。
ご依頼いただいたのは、大阪の福島で新しくオープンする大衆酒場の看板デザインでした。
「大衆感があり、入りやすく、美味しさや品質の高さも伝わる看板にしたい」。
一見シンプルなご依頼ですが、制作を通して、
「看板にはお店の目印になる以上の役割があること」を実感しました。
今回は、この案件を通して触れた、ヴェネーションのデザインに対する考え方を私の学びと共にご紹介いたします。
◼︎ 飲食店看板デザインから学んだこと①
「感覚でデザインしない。
“徹底的な分析と言語化”が、集客につながる効果的な看板への近道。」
私自身、お酒が大好きなので、居酒屋さんにまつわるお仕事に胸が躍りました。
「看板なのだから、余計な情報は排除して
店名がはっきり分かる視認性の高いデザインがいいよな」
と思い、はじめにアートディレクターに提出したラフ案がこちら

横長看板のラフ資料。 今見返すと、改善できる点がたくさんあります。 …いや、たくさんどころではないくらい…笑
この資料見たアートディレクターからひとこと。
「これは、ロゴに頼りすぎているな。
参考画像はどれくらい集めた?」
…。
言葉に詰まりました。
いくつか参考にするデザインを集めていたのですが、全く足りていないことに気付かされました。
「まずは、参考にできそうな飲食店看板デザインをたくさん集めて、良いと思うところを言語化することから始めよう。」
というアドバイスをいただき、参考事例を徹底的に収集しました。

店名と他の文字の大きさについて比率を分析したり、 美味しそうに見える文字の形、色などを研究。
デザインを「なんとなく良い」とみるのではなく、
・ロゴの大きさ
・文字の優先順位
・色の効果的な使い方
といった要素を一つ一つ分解し、集客に効果が高い看板に共通するルールを言語化して洗い出して行くことで、
「なぜよく見えるのか」を、論理的に理解することができました。
そして、それはデザインに迷った時の道標にもなりました。

◼︎ 飲食店看板デザインから学んだこと②
「デザインの基盤になるのは、
“お客様以上にお客様の立場になって考える”こと。」
「自分が新しいお店をオープンするなら、どんな看板があってほしい?
どんな看板だったら入りたいと思う?」
これは、アートディレクターから何度も投げかけられた言葉です。
はじめは、文字を大きくしたり、色を変えたりと、見た目ばかりを考えてデザインしていたのですが、
本当に考えるべきことは
・この通りを歩く人はどんな人なのか?
・どのくらい遠くから見られるか?
・何が目に入れば足を止めてもらえるか?
ということでした。
デザインとは、見た目のいいものを作るということだけでなく、
「行動を促すための設計」としての役割を果たすものであること。
そして、その設計の根底にあることは、お客様やその先にいる人のことを考え続ける、
究極の「寄り添う姿勢」であるということを学びました。
◼︎ まとめ
初めて担当した案件だったからこそ、自分の未熟さを痛感し反省することがたくさんありました。
しかし、その度に「なぜこのデザインにするのか」と自問自答を繰り返し、
根拠をもってデザインすることを学ぶことができたのは、大きな経験になったと感じます。
そして何より、自分が作ったデザインが形になり、お客様のもとに届くことが
こんなにも嬉しいものなのかと思い、少し胸が熱くなりました。

こころなしか、牛と魚も嬉しそうです
まだまだ勉強中の日々ですが、
「届けるだけではなく、その先でどう使われるのかまで考える」
この考え方を大切に、一つ一つの案件と真剣に向き合っていきたいと思います。